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映画『西遊記〜はじまりのはじまり〜』のあらすじ・豪華声優と続編の魅力

天城 翔 天城 翔 • 更新: • 公開: • 読了約 9 分
目次

2013年の公開以来、中国本土や香港のみならず日本国内の映画ファンやエンタメ愛好家の間でも根強い人気を誇る映画『西遊記〜はじまりのはじまり〜』(原題:西遊 降魔篇)。世界的コメディアンであり、『少林サッカー』『カンフーハッスル』などで知られるチャウ・シンチー(周星馳)が監督・脚本・製作を務めた本作は、誰もが知る古典『西遊記』を独自の圧倒的な世界観とブラックユーモア、そして容赦のないダークファンタジー要素で再構築した一大エンターテインメント作品です。

本記事では、映画の基本的なあらすじから、日本語吹き替え版を彩る豪華声優陣、作品を象徴する音楽的演出、そして2017年に公開された続編『西遊記2〜妖怪の逆襲〜』に至るまで、その魅力を多角的に解説します。

映画『西遊記〜はじまりのはじまり〜』の作品概要と基本情報

西遊記はじまりのはじまり

『西遊記〜はじまりのはじまり〜』は、中国の古典小説『西遊記』の登場人物たちがどのようにして出会い、なぜ旅を共にすることになったのかを描く「はじまりの物語」です。監督を務めたチャウ・シンチーは、ただのコミカルなアドベンチャー映画ではなく、人間の業や哀しみ、そして深い愛をテーマに据え、観客の予想を良い意味で裏切る重厚なストーリーテリングを展開しました。

物語の中心となるのは、まだ若く、未熟ながらも「愛とは何か」「大いなる愛とは小さな愛を捨て小乗を捨てて大乗に至ることか」を模索し続ける妖怪ハンターの玄奘(のちの三蔵法師)です。彼は妖怪を退治する際に武器ではなく童謡の絵本「子供の気持を呼び覚ます童謡集」を用い、歌と愛の力で妖怪の心を改心させようと奮闘します。しかし、登場する妖怪たちは従来のイメージを覆すほど凶悪かつグロテスクであり、チャウ・シンチー作品らしい恐怖と笑いが同居する独特の演出が光ります。

【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:m.media-amazon.com)

映画のあらすじ:玄奘と妖怪たちの宿命の出会い

物語の舞台は、凶暴な妖怪たちが人々の生活を脅かす荒涼とした世界です。主人公である玄奘は、独自の「童謡による妖怪退治」を信条に日夜奔走していますが、実力不足からなかなか成果を上げられずにいました。

ある日、平和な漁村が巨大な魚の妖怪に襲われる事件が発生します。玄奘は村人たちと共に退治を試みますが苦戦を強いられ、そこに現れたのは、賞金稼ぎとして生きる勝気な女性妖怪ハンター・段(ダーアン)でした。段は圧倒的な強さで魚の妖怪を制圧しますが、玄奘のピュアで不器用な生き様に触れるうちに、次第に彼へ強い恋心を抱くようになります。

しかし、妖怪たちの脅威はさらに巨大なものへと膨れ上がっていきます。かつて神々によって五行山(お釈迦様の手のひら)の底に500年間封印されていた、史上最凶最悪の妖怪・孫悟空。玄奘は段や他の妖怪ハンターたちと共に、世界を救うためにこの孫悟空の封印を解き、協力を仰がざるを得ない絶望的な状況へと追い込まれていきます。悟空の外面的な従順さと、内に秘めた凶悪で狡猾な本性のギャップ、そして玄奘と段の切ない恋愛模様が物語のクライマックスに向けて加速していきます。

豪華声優キャストと日本語吹替版の魅力

本作の大きな見どころの一つが、日本語吹き替え版における豪華な声優陣と個性豊かなキャスティングです。登場人物たちのキャラクター性を最大限に引き出すため、アニメファンから映画ファンまで唸らせる実力派声優が集結しました。

主人公の玄奘やヒロインの段をはじめ、物語を彩る主要キャラクター、そしてテレビや映画界から参加した異色のキャスト陣の配役は以下の通りです。

キャラクター名 / 役割 日本語吹替キャスト 備考・主な特徴
玄奘(三蔵法師) (主要キャストによる熱演) 世界平和と「大いなる愛」を説く若き妖怪ハンター。
孫悟空 (主要キャストによる熱演) 500年間封印されていた史上最凶の妖怪。
段(ダーアン) LiLiCo 玄奘に恋をする勝気で腕っ節の強い女性妖怪ハンター。
その他の声の出演 久野美咲、後藤光祐、烏丸祐一、チョー、下山田綾華、上田燿司、河西健吾、吉田麻実、各務立基、白川万紗子、小林親弘、菅原雅芳、下妻由幸、宮本克哉、いとうせいこう 実力派声優陣に加え、映画コメンテーターのLiLiCoやクリエイターのいとうせいこうが参加し、作品に独特の深みとエンタメ性を付加している。

特に、映画コメンテーターとして知られるLiLiCoの迫力ある演技や、幅広い作品で活躍する久野美咲をはじめとした名優たちの声の競演は、日本語吹替版のクオリティを大きく高めています。

【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:i.ytimg.com)

エンディングを彩る「Gメン'75」の衝撃

『西遊記〜はじまりのはジまり〜』を語る上で絶対に外せないのが、劇中の音楽演出、とりわけエンディングテーマに関するサプライズです。

映画の終盤、物語が感動的な結末を迎えたあとに流れるエンディングテーマとして、日本の一世を風靡した名作刑事ドラマ『Gメン'75』のオープニングテーマ曲が突然使用されています。このまさかの選曲は、日本の特撮や刑事ドラマ、そして昭和カルチャーに対するチャウ・シンチー監督の並外れたリスペクトと遊び心が反映されたものであり、日本の映画館や配信で鑑賞した多くの観客に強烈なインパクトと笑い、そして爽快感を与えました。

続編『西遊記2〜妖怪の逆襲〜』への展開と進化

第一作の大ヒットを受け、2017年にはキャストを一新した待望の続編『西遊記2〜妖怪の逆襲』(原題:西遊 伏妖篇)が製作されました。

前作で監督を務めたチャウ・シンチーが今作では製作・脚本に回り、監督には香港映画界の巨匠であるツイ・ハーク(徐克)が起用されました。チャウ・シンチーのユーモアと、ツイ・ハークが得意とする圧倒的なVFX(視覚効果)とダイナミックなアクション演出が融合したことで、前作以上にスケールアップしたダークファンタジー世界が構築されています。

続編では、晴れて師弟関係を結んだ三蔵法師一行が、経典を求めて天竺への旅を続ける道中で、新たな妖怪たちや人間関係の葛藤に直面する姿が描かれています。キャストの刷新によりキャラクターのビジュアルや空気感も一新されており、一作目から通して鑑賞することで、チャウ・シンチーが描き出す「西遊記ワールド」の進化の軌跡を存分に楽しむことができます。

【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:lp.p.pia.jp)

【西遊記はじまりのはじまり】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:映画『西遊記〜はじまりのはじまり〜』は、従来の『西遊記』のストーリーと何が違いますか?
A1:従来の作品が「三蔵法師一行がすでに揃って旅をしている状態」から始まるのに対し、本作は「三蔵法師と孫悟空が出会う前」の前日譚を描いています。また、妖怪たちが非常にグロテスクかつ狂気に満ちた姿で描かれており、ホラーやダークファンタジーの要素が強く取り入れられている点が大きな違いです。

Q2:チャウ・シンチー監督は出演していますか?
A2:監督・脚本・製作に専念しているため、チャウ・シンチー自身は本編に出演していません。しかし、彼の独特のギャグセンスや映画哲学、人間ドラマへのこだわりが全編に色濃く反映されています。

Q3:続編『西遊記2〜妖怪の逆襲〜』を観る前に、一作目を観ておく必要がありますか?
A3:前作の結末やキャラクターの関係性を引き継いでいるため、一作目『西遊記〜はじまりのはじまり〜』をあらかじめ観ておくことで、キャラクターの心情や物語の背景をより深く理解し楽しむことができます。

まとめ:チャウ・シンチーが描く唯一無二のエンターテインメントの真髄

映画『西遊記〜はじまりのはじまり〜』は、誰もが知る古典を大胆に解釈し直し、恐怖、笑い、そして深い愛のドラマを融合させた傑作エンターテインメントです。チャウ・シンチー監督ならではの容赦ない演出や、細部にまでこだわった映像美、そして「Gメン'75」のテーマ曲に代表されるような意外性あふれるオマージュは、公開から年月が経った現在でも色褪せることなく、多くの新しいファンを魅了し続けています。

まだ観たことがない方も、かつて劇場や配信で楽しんだ方も、豪華な声優陣が織りなす日本語吹替版の妙味とともに、この独自の「西遊記ワールド」に改めて触れてみてはいかがでしょうか。

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天城 翔
デジタルマーケター 天城 翔
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生活家電と日用品を実機で検証。メーカー公式の仕様表、取扱説明書、実測値の3点を突き合わせ、価格は販売店の表示を確認して記載します。

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