2026年現在も関西バラエティの金字塔として語り継がれる朝日放送テレビ(ABCテレビ)の深夜番組『今ちゃんの「実は…」』。今田耕司がMCを務め、お笑い界のトップランナーたちが総出演した同番組は、水曜深夜の『ナイトinナイト』枠で約14年半にわたって多くの視聴者を魅了しました。
本記事では、2008年の放送開始から2022年の終了に至るまでの軌跡や、千鳥、ダイアン、サバンナら豪華出演陣による伝説のコーナー、そして番組が残した偉大な足跡を解説します。
『今ちゃんの実は…』とは?番組の基本情報と放送の歩み

『今ちゃんの「実は…」』は、朝日放送テレビ(ABCテレビ)の制作により、一部のテレビ朝日系列局で放送されていた深夜バラエティ番組です。制作局である朝日放送テレビでは、2008年4月10日から2022年10月26日まで『ナイトinナイト』水曜日枠として、毎週水曜日の23:17 - 翌0:17(JST)にレギュラー放送されました。
MCを務める今田耕司の軽妙な仕切りのもと、スタジオにはサバンナをはじめとする実力派芸人が集結。世間の裏側に潜む「実は…」な真実を暴くというコンセプトのもと、数々の斬新な検証企画やロケ企画を世に送り出しました。関西圏を中心に絶大な支持を集め、深夜枠でありながらゴールデン進出や特番放送も行われるなど、関西のお笑いカルチャーを牽引する存在となりました。
サバンナ、千鳥、ダイアンら歴代出演者と名物コーナーの系譜
番組の最大の魅力は、関西を拠点にブレイクを果たした錚々たるお笑い芸人たちがレギュラー・準レギュラーとして出演し、独自のロケやスタジオトークを展開した点にあります。出演者一覧には、サバンナ、シャンプーハット、千鳥、ダイアン、霜降り明星といった、現在のお笑い界のトップを走る面々が名を連ねています。
特に千鳥が担当した「夫が突然千鳥を家に連れ帰ったら、妻は実は…何を出すのか?」や「夜中に突然、夫が千鳥を連れて帰ったら世の中の妻は実は…何を出すのか?」などのロケ企画は、番組の看板コーナーとして絶大な人気を誇りました。この企画は、千鳥のロケでお蔵入りが多いことから「若手芸人にテレビに出る機会を与える」ことを視野に入れて始まったもので、大阪の居酒屋「とらや」からスタートするのが恒例となっていました。
同コーナーには、濱家隆一(かまいたち)、ウーイェイよしたか(スマイル)、清水けんじ、和田美枝(女と男)、村田秀亮・久保田かずのぶ(とろサーモン)、酒井藍、ゆりやんレトリィバァらがゲストとして登場。大吾が持参した一升瓶、ノブが持つビールサーバーを片手にアポなしで芸人の自宅を急襲し、即興の料理や赤裸々なトークを引き出すスタイルは、深夜番組ならではのライブ感を生み出しました。
番組の歴史と主要トピックの変遷
ここでは、『今ちゃんの実は…』の歴史や、番組を彩った代表的なデータ・検証企画の流れを整理します。
| 時期・項目 | 主な出来事・内容 | 備考・ポイント |
|---|---|---|
| 2008年4月 | 番組放送開始 | ABCテレビ『ナイトinナイト』水曜枠(23:17 - 翌0:17)でスタート。 |
| 企画の誕生秘話 | 「夫が突然千鳥を家に連れ帰ったら…」の原点 | サバンナ高橋が深夜に千鳥ノブの家を訪れた際の発言がきっかけとなり誕生。 |
| 検証・調査企画 | ユニークな仮説検証とグルメ比較 | 「お母さんのカレーvsレトルト」「卒業アルバムの笑顔と人生の相関関係」など。 |
| 2022年10月 | 番組終了 | 約14年半の歴史に幕を下ろし、惜しまれつつレギュラー放送が終了。 |
世間の常識を覆す!数々の伝説的な名物検証企画
スタジオトークと並んで番組の人気を支えたのが、世の中の気になる「実は…」を徹底的に検証するバラエティ豊かなコーナーの数々です。中でも視聴者の記憶に残る代表的な企画を振り返ります。
一つ目は、一般家庭の味を科学する企画です。一般のお母さんが作ったカレーライスと市販のレトルトカレーではどちらが美味しいかを子供たちに試食してもらい選んでもらうという、シンプルながら結果にハラハラさせられる名物企画が親しまれました。
二つ目は、心理学や社会データを独自の視点で検証する異色の企画です。日本とアメリカの心理学者がそれぞれの著書で発表した「卒業アルバムに笑顔で写っていた人に比べ笑顔でなかった人の離婚率は5倍」、「高校時代に美人だった女性は結婚によって高い社会的地位を得る」という2つのデータに着目。当番組が独自の仮説として「卒業アルバムで笑顔だった美人は順風満帆な人生を送っている」を掲げ、実際にその行方を追跡検証するという、深夜番組ならではの攻めたアプローチが話題を呼びました。
三つ目は、家族のリアルな関係性を浮き彫りにする人気調査です。子供の好きなモノランキングの中で「パパの順位は実は…何位?」と題し、子供の他の何よりも好かれているという自信を持つ父親たちに集まってもらい、親のいない所で子供に「好きなモノランキング」をヒアリング。父親が実際のランキングで何位に選ばれるかを探るコーナーでは、悲喜こもごものドラマが生まれました。
なぜ終了したのか?『今ちゃんの実は…』の終了理由と残した功績
2022年10月26日の放送をもって、14年半にわたる歴史に幕を下ろした『今ちゃんの「実は…」』。終了理由については、長寿番組としての番組タイトルの刷新や編成上のリニューアルに伴うものとされていますが、そのブランド力と業界に与えた影響は計り知れません。
今田耕司の卓越したMCスキルと、関西芸人たちのリアルなプライベートや爆笑ロケが融合した同番組は、テレビのバラエティにおける「深夜番組の黄金期」を象徴する存在でした。見逃し配信などを通じて関西圏以外のファンも獲得し、現在活躍する多くの芸人やスタッフにとっての登竜門として、日本のテレビ史に確かな足跡を残しています。
【今ちゃんの実は】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『今ちゃんの実は…』の放送期間と放送時間はいつでしたか?
A1:制作局の朝日放送テレビ(ABCテレビ)にて、2008年4月10日から2022年10月26日まで、『ナイトinナイト』水曜日枠として毎週水曜日の23:17 - 翌0:17に放送されていました。
Q2:千鳥が担当していた名物ロケ企画のきっかけは何ですか?
A2:サバンナ高橋が深夜に千鳥ノブの家に行った際、「おい、高橋さんが来とんのやからタラコ炙れや」とノブが妻に言っていたというエピソードが『八方・今田の楽屋ニュース2010』で明かされたことが企画の由来となっています。
Q3:番組に出演していた主な歴代芸人・タレントは誰ですか?
A3:MCの今田耕司をはじめ、サバンナ、シャンプーハット、千鳥、ダイアン、霜降り明星などがレギュラー・準レギュラーとして出演し、番組を大いに盛り上げました。
まとめ:関西バラエティの金字塔がテレビ史に残した価値
『今ちゃんの「実は…」』は、単なるバラエティの枠を超え、深夜番組ならではの自由な発想と、第一線で活躍する芸人たちの生々しい人間力が化学反応を起こした傑作番組でした。今田耕司の盤石のMCのもと、サバンナや千鳥、ダイアンといった面々が磨き上げたロケやトークの技術は、現在のお笑い界の大きな礎となっています。
2026年を迎えた現在でも、その名物企画や伝説のエピソードは多くのファンの間で語り継がれており、関西深夜バラエティの歴史を語る上で欠かすことのできない不朽の名作として輝き続けています。