日本女子バレーボールの黄金期を支え、圧倒的なキャプテンシーと卓越したテクニックでチームを牽引した江上由美(現姓:丸山由美)。ロサンゼルス五輪での銅メダル獲得をはじめ、日本代表の主将として数々の国際舞台で戦い抜いたそのキャリアは、日本バレーボール史に深く刻まれています。
本記事では、江上由美の輝かしい経歴やプレースタイル、そして現役引退後の指導者としての歩みに至るまで、2026年現在の視点を交えて詳しく解説します。
江上由美(丸山由美)のプロフィールと選手時代の原点

江上由美(えがみ ゆみ、結婚後の本名:丸山由美)は、1957年生まれの元女子バレーボール選手です。選手時代は身長177cm(当時としては恵まれた体格)を誇り、高い打点からの強烈なスパイクとブロック、そしてチームを引き締める卓越した精神力で日本代表の核となりました。
出身校である香川県立商業高等学校を経て、当時の日本女子バレーボール界をけん引する強豪実業団チームであった「日立(日立佐和リヴァーレの前身など)」に入団。日立の黄金期を支える主力選手として、数々の国内タイトル獲得に貢献しました。その実力が認められ、若くして全日本代表(日本代表)に選出されることとなります。
ロサンゼルス・ソウル五輪への道のりと主将としての重責
江上のキャリアにおいて最大のハイライトの一つが、1984年のロサンゼルスオリンピックです。当時、日本女子バレーボール代表の主将(キャプテン)という重責を担った彼女は、チームを精神面・技術面の両面から強く引っ張りました。
チーム一丸となった粘り強い守りと組織的なコンビバレーを展開し、見事に銅メダルを獲得。世界各国の強豪がひしめく中でメダルを死守したその戦いぶりは、多くの日本国民に感動を与えました。加えて、1988年のソウルオリンピックにも出場し、ベテランとしてチームを支え続けるなど、長年にわたって日本代表の看板選手として君臨しました。
センタープレーヤーとしてのプレースタイルと戦術的価値
江上由美のプレースタイルは、現代のバレーボールにおいても通用するほどの高い戦術眼と総合力を兼ね備えていました。主にセンタープレーヤーとしてコートの中央に陣取り、相手の攻撃をシャットアウトする高いブロック技術と、速いテンポのブロード攻撃やクイックを武器としていました。
また、単に個人の技術が高いだけでなく、主将としてコート内で絶えず声を出し、味方の位置や相手のフォーメーションを瞬時に把握して指示を出す司令塔的な役割も果たしていました。苦しい場面でも表情を崩さず、チームを鼓舞する姿は「理想のキャプテン」として高く評価されています。
江上由美(丸山由美)の主な経歴・年表まとめ
江上の競技人生およびその後の活動における主要なマイルストーンを以下に整理します。
| 時期・年代 | 出来事・主な実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 1957年 | 香川県に生まれる | 後の日本女子バレー界を背負う才能の誕生 |
| 高校・実業団時代 | 香川県商高を経て日立に入団 | 実業団リーグで圧倒的な成績を残す |
| 1984年 | ロサンゼルスオリンピック出場 | 日本代表主将としてチームを率い、銅メダルを獲得 |
| 1988年 | ソウルオリンピック出場 | ベテランセンターとして日本代表の国際舞台を牽引 |
| 引退後〜現在 | 指導者、解説者として活動 | Vリーグやジュニア世代の育成、普及活動に尽力 |
現役引退後の歩みと指導者・解説者としての現在
現役引退後は、結婚して丸山姓となり、自身の豊富な国際大会の経験を生かして指導者やバレーボール解説者としての道を歩み始めました。Vリーグなどの国内トップシーンや、各種メディアでの的確な試合解説を通じて、ファンの間にバレーボールの魅力を伝え続けています。
また、ジュニア世代や学生の指導にも力を入れており、次世代の日本代表を目指す若いアスリートたちに、世界で戦うための心構えや技術の基礎を伝授しています。勝負に対する厳しさと、バレーボールに対する純粋な情熱は、指導者となった現在も変わることはありません。
【江上由美バレーボール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:江上由美と丸山由美は同一人物ですか?
A1:はい、同一人物です。江上由美は旧姓であり、結婚後の本名は丸山由美となります。バレーボールの歴史や当時の報道では「江上由美」の名前で広く知られています。
Q2:ロサンゼルスオリンピックでの役職は何でしたか?
A2:女子バレーボール日本代表の主将(キャプテン)を務め、チームをまとめ上げて銅メダル獲得に大きく貢献しました。
Q3:当時の主なポジションや特徴は何ですか?
A3:ポジションはセンタープレーヤーです。高いブロック力と速い攻撃を持ち味とし、精神的支柱としてもチームを牽引しました。
まとめ:日本女子バレーの精神を受け継ぐレジェンドの足跡
江上由美(丸山由美)が歩んできた競技人生は、日本の女子バレーボールが世界トップクラスの座を守り、進化し続けるための重要な土台となりました。主将としてチームをまとめた統率力、そしてセンターとしての高い技術力は、今なお多くの選手や指導者たちの模範となっています。
25年以上の時を経た現在も、彼女が残した功績とバレーボール界への貢献は色あせることはありません。その不屈の闘志と情熱は、これからの日本代表を背負う若い世代へと確実に受け継がれています。