{-- head: hanya histats --}
ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 坂本龍一のがん闘病の経緯とステージ4からの歩み、最期の真実

坂本龍一のがん闘病の経緯とステージ4からの歩み、最期の真実

月城 葵 月城 葵 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
目次

2023年3月28日に惜しまれつつこの世を去った世界的音楽家・坂本龍一。愛称「教授」として親しまれ、YMOでの世界的ブレイクから映画音楽でのアカデミー賞受賞に至るまで、音楽界の頂点を走り続けたその生涯は、晩年の壮絶ながんとの闘いによっても深く記憶されています。本記事では、公式ファクトや遺族・関係者の証言に基づき、ステージ4と診断されてからの歩み、最期まで音楽に向き合い続けた厳かな日々の真相を解説します。

坂本龍一の病気発覚からステージ4公表までの経緯

坂本龍一がん

坂本龍一は、生前から自身の健康状態や病気について誠実に向き合い、公表してきました。2020年6月に中咽頭がんが判明したのち、翌2021年1月には直腸がんの診断を受け、内視鏡手術を経て数回にわたる大手術を経験しました。

2021年6月には、がんが「ステージ4」であり、両肺に転移したがんの摘出手術を前年10月と12月に受けたことを明らかにしました。長期にわたる闘病生活の中で体力が落ちていく中、それでも音楽制作への情熱は衰えることがなく、身体的な負担と闘いながら創作活動を継続していました。

【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:hochi.news)

晩年の公開演奏と「Ryuichi Sakamoto Playing the Piano 2022」の背景

闘病生活のなかでも、坂本が公の場に姿を現した重要なマイルストーンとして、2022年3月26日に東京・サントリーホールで行われた『東北復興支援プロジェクト 東北ユースオーケストラ演奏会2022』が挙げられます。東日本大震災を体験した若者たちで構成される同オーケストラにおいて、坂本は新曲『いま時間が傾いて』を初演し、これが最後の公の場での生演奏となりました。

また、長期の闘病で体力が低下し、長時間のコンサートをやり切るのが難しくなったことから、2022年9月中旬にはNHK放送センターのスタジオにてピアノのソロ演奏の撮影が行われました。1日数曲ずつの演奏を撮影・編集しコンサート形式に仕立てるという手法が取られ、映像監督は次男である映像作家の空音央が務めました。同年12月11日に世界配信されたオンラインコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」は、世界中のファンに届けられた文字通りの最後の姿となりました。

坂本龍一の闘病から最期の日々までの主な歩み

報道各社や公式記録、テレビ番組での関係者の証言によると、坂本は東京の居宅で療養を続けていましたが、2023年3月20日深夜に発熱及び呼吸困難(血中酸素濃度低下)により救急搬送されました。しかし快方に向かうことはなく、治療行為を断念した上で、同24日に本人からターミナルケア(緩和ケア)を病院に依頼しました。

翌25日には4人の子供たちと病院で(海外在住の長男とはオンラインにて)生涯最後となる対面を果たし、26日には東北ユースオーケストラ演奏会をオンラインで観賞しました。27日には意識低下し昏睡状態に陥りながらも、臨終の1時間前には右手がピアノを弾くかの如く動いていたというエピソードが報じられています。主治医の証言によれば、抗がん剤治療においてもピアノ演奏に支障を及ぼす副作用が発生する薬剤の使用は頑として拒否するなど、最期まで音楽家としての尊厳を貫いた姿勢が伝えられています。

時期 出来事・主な動向 備考・詳細
2020年6月 中咽頭がんが判明 療養と治療を並行しながら創作活動を継続。
2021年1月・6月 直腸がんの診断、ステージ4公表 両肺転移が判明し、前年10月・12月に摘出手術を受ける。
2022年3月 東北ユースオーケストラ演奏会に登場 サントリーホールにて新曲を初演。最後の公の場での生演奏となる。
2022年12月 オンラインコンサート世界配信 「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」が配信される。
2023年3月28日 逝去(享年71) 最期まで音楽と向き合い、静かに息を引き取る。
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:NEWSポストセブン)

音楽とともに歩んだ生涯と遺族・家族への想い

坂本龍一の人生は、常に革新的な音楽の探求と社会的な発信に満ちていました。1978年のYMO結成から世界的な成功を収め、映画『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』でアカデミー賞をはじめ数々の栄誉に輝きました。プライベートにおいても、音楽家としての活動の傍ら、家族との絆や独自の生き様を貫きました。

晩年には環境問題や平和活動にも深く身を投じ、音楽を通じて世界へメッセージを発信し続けました。病床にあってもピアノに向かい、音を紡ぎ出すことをやめなかったその姿は、多くの音楽ファンや次世代のアーティストたちに強烈なインスピレーションを与え続けています。

【坂本龍一がん】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:坂本龍一が公表していたがんは何ですか?
A1:当初は中咽頭がんや直腸がんの診断を受け治療を行っていましたが、その後がんが「ステージ4」となり、両肺への転移があることを2021年6月に公表しました。

Q2:最後の演奏となったコンサートはいつですか?
A2:生演奏としては2022年3月の『東北ユースオーケストラ演奏会2022』が最後となり、映像作品としては同年12月に世界配信されたオンラインコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」が公に届けられた最後の姿となりました。

Q3:最期の日々においてどのような姿勢を貫いていたのですか?
A3:主治医や関係者の証言によると、ピアノ演奏に支障を及ぼす副作用のある抗がん剤治療を拒否するなど、最期まで音楽家としてのプライドと表現への執念を持ち続け、昏睡状態の中でも手がピアノを弾くように動いていたことが伝えられています。

【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:news.ntv.co.jp)

まとめ:時代を超えて継承される「教授」の音楽と哲学

坂本龍一ががんとの過酷な闘病生活のなかで示したのは、ただ病と戦う姿ではなく、人生の最期の一瞬に至るまで自らの表現と情熱を全うする生き様そのものでした。ステージ4という過酷な現実の中でも音楽を手放さず、世界に遺した数々の音源や映像は、今なお色褪せることなく人々の心に深く刻まれています。

私たちが彼の軌跡を振り返るとき、それは単なる一人の著名人の闘病の記録ではなく、芸術がいかに人間の魂を救い、時代を超えて生き続けることができるかを示す普遍的な証明です。今後も「教授」が遺した音楽とメッセージは、世代や国境を超えて多くの人々に語り継がれていくでしょう。

同じカテゴリの記事

月城 葵
コンテンツディレクター 月城 葵
プロフィールを見る →

ドラマと映画の考証記事を担当。作品公式サイト、配給会社のプレスシート、放送局の番組表を一次情報として確認しています。

おすすめの関連記事